企業型確定拠出年金 商品の選び方の前に確認しておくこと

資産運用を愉しく

会社員の退職金制度として普及している確定拠出年金。商品選択に悩んでいませんか

こんにちは。体験型雑記ブロガーのサトキチです。

私も会社員として働き始めて早20年が経過しました。年齢は40代前半。このブログを見てくれている方になかにも同じ年代の方がいてくれると嬉しいなと思っています。会社員生活を始めて後半戦に近づくにつれて心配になってくるのが老後の生活資金。退職金です。現在は企業型確定拠出年金を採用している企業も増えました。決められた範囲の中ではありますが自分の意志で「増やしにいく」という戦略がとれるようになっています。

私は1社目の途中から確定拠出年金が導入されました。ですので運用し始めて15年ほどになります。その間に3度の転職を経ていますが会社を変わる際も退職金として手元に入ってくるのは200万程度。

確定拠出年金運用分はそのまま持ち越すことが出来るので運用を続けています。現在は2000万をマイルストーンに運用を頑張っています

この手の話になると「複利の力」が避けて通れない話になりますので複利の恩恵を受けるため元金を増やし続けるのは必須事項になります

元金を増やす必殺技「マッチング拠出」の話は後半に少しだけ盛り込んでいます。今回は商品選択の前に退職までの目標金額について考えていきたいと思います

自分の退職金は自分で増やすという心意気を持つ

商品選択について考える前に、自分の状況について整理しておく必要があります

最近だと定年退職時の退職金は2,000万~2,500万くらいが相場でしょうか。これは今から40年近く前に社会に出た先輩方の退職金です

バブル後、失われた20年を経て現在も経済状況は冷え込んでいます。つまり30代から40代の世代だと退職金というのは目減りしていく可能性すらあります

自己責任にはなりますが、企業型確定拠出年金とは雇用主が掛け金を拠出してくれます

その金額を決められた商品から運用していくゲームみたいなものですのでリスクの取りようによっては相場より多い退職金を確保できる可能性もあるわけです

更に、ジョブ型雇用が浸透しつつある現在、スキルを持つ人たちは転職を繰り返す可能性もあります

そんなとき、毎度毎度退職金が清算されることなく長期間運用していくことができるのも企業型確定拠出年金の特徴の一つとなります

掛け金の確認と目標金額を設定する

所属企業によって拠出してくれる掛け金は様々です。

私の例だと、1社目は外資系企業でした。掛け金は5.5万円/月で退職金ポイントなどの確定給付年金は一切なし。

2社目と現在の会社は国内企業です。月2万程度の掛け金に加えて、別建てで確定給付年金の積み立ての2本柱で退職金を構成しています

会社が拠出してくれる掛け金に会社員としての残り年数を掛け合わせるとおおよその元本が計算できます

そして目標金額の設定をした後、必要利回りを計算します

計算された利回りに近い商品を選択して継続入金していく

という流れになると思います

目標金額まで到達できなさそうな場合…マッチング拠出を発動する

目標金額までの達成が難しそうな場合、対策として考えられることは

① ハイリターン商品への変更

② 運用年数を伸ばす

③ 掛け金を増やす

上記の3つがあげられると思います。それぞれ確認していきましょう

① ハイリターンということはハイリスクということです。昨年のコロナショックが記憶に新しいですが下がり始めると一気に下がるのが最近の傾向です。コロナショックは戻りも早く、むしろバブルという意見もありますが企業型確定拠出年金で選択できる商品には博打のような商品は入っていません。ということは、そもそも企業型確定拠出年金の運用において巷で話題になるようなハイリターン/ハイリスク商品は選択できないということになります。

② 退職後の生活費として考えてる訳なので、運用年数を伸ばすというのはあまり現実的ではありません

③ 会社から拠出される掛け金にプラスして自分の給料から掛け金を捻出する「マッチング拠出」というのがあります。確定拠出年金のみの企業だと合計約5.5万円/月、(確定拠出年金+確定給付年金の会社だと2.7万円/月)に増やすことができます

これを使うことにより毎月の入金力を高めて元本を増やすという事が可能になります

さらにマッチング拠出した金額は控除されますので年収に入らない=税金が安くなる事もあります

皆さんの目標金額はどのくらいですか?

私も企業人であるため、老後の生活資金として退職金は外せない大事な収入源です。

夢は大きく5000万円を目標に設定して現在運用を頑張っている最中です

企業型確定拠出年金は会社員のみに許された制度です。どんなことでもそうですが、ゴールを思い描くことが全ての第一歩だと思っています。描けない未来は掴むことはできません。

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